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循環器内科

主な診療内容

  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
    適応に応じて慢性完全閉塞を含めた血管内治療を積極的に施行

  • 末梢動脈疾患(腎動脈・鎖骨下動脈・下肢動脈)
    全身血管の血管内治療、重症虚血肢の管理

  • 冠危険因子・生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症など)
    二次性高血圧症(原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧など)の積極的なスクリーニング

  • 不整脈
    電気生理学的検査、ペースメーカー治療、心房細動の管理

  • 心不全(急性期・慢性期)

  • 心臓弁膜症、心筋症、感染性心内膜炎、心筋炎

  • 大動脈瘤

  • 静脈血栓症、肺血栓塞栓症
    IVCフィルター留置・抗凝固、血栓溶解療法

循環器内科とは

心臓は生まれてから(実際には生まれる前から)死ぬまで1日24時間365日休まず全身に血液を送リ出すポンプで、1日に約10万回、生涯約30億回動くといわれております。循環器内科は主に、この心臓と心臓から送り出された血液が通る血管を扱う科です。対象疾患は、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)、心臓弁膜症、不整脈、心筋症、心筋症、感染性心内膜炎、心筋炎、心不全、大動脈瘤、末梢動脈疾患、各種腎臓疾患、静脈血栓症、肺血栓塞栓症など多岐に渡ります。

当科ではこれらの疾患の中でも、動脈硬化を基盤にして起こる虚血性心疾患、末梢動脈疾患の予防、診断、治療と二次性を含めた高血圧症の鑑別、診断、治療に力を入れております。動脈硬化症は高齢化や食生活の欧米化などで近年増加しており、心疾患、脳血管疾患による死亡は癌に次いでそれぞれ日本の死因の第2位、第3位を占めます。またこれらの疾患は全死因の約30%に及ぶことから、動脈硬化症の予防、治療の重要性が理解できると思います。

当科の特徴の2本柱である虚血性心疾患、末梢動脈疾患の予防、診断、治療と二次性を含めた高血圧症の鑑別、診断、治療を紹介いたします。

1. 虚血性心疾患、末梢動脈疾患の予防、診断、治療

動脈硬化を基盤にして起こる虚血性心疾患、末梢動脈疾患は相互に合併していることが多く、全身の血管病として捉え診断・治療を行っております。冠動脈に限らず下肢動脈(腸骨動脈、大腿動脈)、腎動脈、鎖骨下動脈など、ほぼ全身の血管を治療の対象としております。

札幌市循環器呼吸器二次救急当番と札幌市ACSネットワークに参加し急性心筋梗塞や不安定狭心症などの救急疾患に対しても循環器専門医がすみやかに対応できる体制を整えています。

糖尿病に合併することが多い重症下肢虚血肢の治療も、糖尿病・内分泌内科、形成外科、整形外科と協力し集学的に行っております。

治療は多くの場合カテーテルを用いて行う血管内治療(カテーテル治療)で行っており、数日の入院で済み苦痛が出来るだけ少なくなるように努めています。

また、冠動脈バイパス手術の適応と判断された重症のケースでも当院の心臓血管外科と密に連携をとり紹介することで当院で治療が完結できます。

冠動脈造影CTによる左冠動脈前下行枝狭窄の例(左)、下肢動脈造影CTによる右外腸骨動脈狭窄の例(右)(白矢印)

血管撮影装置(Philips 社製Allura Xper FD20)

2. 高血圧症の診断・治療

降圧薬の進歩により高血圧の管理は以前より容易になってきましたが、3剤以上の降圧薬内服下でも目標とする血圧に到達しない、治療抵抗性高血圧の症例が日常診療で散見されます。このような症例には二次性の高血圧が多く存在するといわれております。

当科では二次性高血圧の中でも頻度の多い原発性アルドステロン症、腎血管性高血圧の診断・治療に力を入れております。原発性アルドステロン症に関しては糖尿病・内分泌内科と協力し積極的なスクリーニング(アルドステロン/レニン比の測定、カプトプリル負荷試験、フロセミド立位負荷試験など)や手術治療の適応を決定する副腎静脈サンプリングを行っております。手術は泌尿器科に依頼し侵襲の少ない腹腔鏡下副腎腫瘍摘出術を行っております。

腎血管性高血圧は腎血管エコーで腎動脈狭窄のスクリーニングを行っております。治療は腎動脈狭窄の血管内治療ですが、その際冠動脈病変、末梢動脈病変のスクリーニングも行うようにしております。

2018年度診療実績

総血管造影数 303件
総血管内治療件数 125件
冠動脈 87件(120病変)
末梢動脈 38件
ペースメーカー植え込み 新規17件、交換1件
IVCフィルター挿入 3件
副腎静脈サンプリング 3件

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